Android機をWindowsのキーボードにする「Rickey」

投稿者:マーチン 2016年12月5日
カテゴリ:障碍者全般

 Android機から、Windowsのキーボード入力やマウス操作ができ、スイッチによる操作も可能なAndroid用アプリ「Rickey」(イデア・フロント社)を使ってみました。
 ※価格は、投稿時のものです。

●Rickey(リッキー) の概要

 Rickey(リッキー)は、Androidタブレットで動作するアプリです。Rickeyをインストールしたタブレット端末(Rickeyタブレット)に表示したソフトキーボードから、Bluetoothで無線接続したWindowsパソコンに文字や操作を入力することができます。
 Rickeyはもともと、パソコンのキーボード操作が困難な肢体不自由者向けの支援ソフトとして開発しました。そのため、Shift、Ctrl、Alt等の特殊キーは指一本で操作できるロック仕様となっています。また、重度肢体不自由者のための「オートスキャン機能」を備えています。
 外部スイッチ(ジェリービーンスイッチ、タッチスイッチ等)で操作する場合には、接続用のアダプターが必要になります。
 http://ideafront.jp/Rickey/outline.html より
  価格:400円

●動作環境

タブレット端末 OS: Android4.4以降
  画面サイズ:7インチ、8インチ
  ※9インチ以上の画面サイズでも利用可能ですが、全画面表示されません。
操作対象PCOS: Windows7、8、8.1、10
  ※Bluetoothを搭載していないPCでは、別途「Blutoothアダプタ」が必要です。

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対応OS:Windows 7(64/32ビット) / Vista SP2以降(64/32ビット) / XP SP3以降
無線インターフェース:Bluetooth Ver 4.0+EDR/LE
USBインターフェース:USB2
価格:¥943

●接続方法

 パソコンとタブレットとの接続は、結構な手番がかかります。以下に概略を示しますが、とても丁寧な手順書が、 http://ideafront.jp/Rickey/connect.html にありますので参照してください。
(1)パソコン(Windows)に、接続ソフト「RickeyTray」をインストールする。
(2)パソコンの、Bluetooth設定画面で「COMポート」を追加し、RickeyTrayの「ポート設定」をする。
(3)タブレット(android)の、「Bluetooth」を有効にする。
(4)パソコン側で、Bluetoothデバイスの[ペアリング]ボタンを押し、表示された数字をタブレットに入力してペアリングを完了する。
(5)タブレットのRickeyを起動して、装置選択でパソコンを選択する。

●操作のしかた

◆画面タッチで使う
  1. 日本語入力(ひらがな入力)
  2. アルファベット/ローマ字入力
  3. パソコンの操作(ショートカットキーによる操作)
  4. カーソルの移動
  5. マウスポインタの操作

 マウス機能があり、方向ボタンをタッチするとその方向マウスカーソルが移動できますが、タッチしっぱなしで連続的にマウスカーソルが移動したほうが使いやすいと思う。また、9インチ以上の画面サイズでも大きく表示されるようになれば、より使いやすくなると思う。

◆マウスかトラックボールを使う
 Android機なので、USBマウスやUSBトラックボールが使えます。タブレットには、MicroUSBの端子しかないものが多く、その時は変換アダプタが必要になります。
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 あるいは、BlueTooth接続のマウスを使うことも可能です。
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◆スキャン機能を使う
 「領域選択」「行選択」「キー選択」の3回の操作で1つのキーが入力できます。画面上の選択エリアにタッチするか、外付けのテンキーを押すかで選択をします。
 外部スイッチ(ジェリービーンスイッチ、タッチスイッチ等)で操作する場合には、接続用のアダプターが必要になります。

●使ってみての感想

  • 既に7~8インチのAndroid機を持っている、あるいは、中古のAndroid機を安く購入できれば、使ってみてもいい。
  • 無線で接続できるので、自由度が高く、使う場面を制限しない。
  • 毎回、タブレットとアプリの起動と周辺機器選択の操作が必要になり、障碍者自身ができない場合もある。
  • 画面タッチを使わない場合は、Windows機 にディスプレイを外付けして、サブディスプレイにスクリーンキーボードを表示すれば、画面表示がキーボード表示で隠れない。イデア・フロント社が提供する障害者支援ソフトウェア「Pete(ピート)」ではこの使い方はできないようなので、Peteユーザーの解決策としては、「Rickey(リッキー)」は、いいのかもしれない。


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