NVDAと読取革命で印刷物の読み上げ(テンプレート設定)

投稿者:マーチン 2011年5月15日

 預金通帳のように必ず決められた位置に、決められた文字が来るものの場合は、領域を自動認識させるのではなく、手動で領域のレイアウトを定義し、各領域内に書かれるはずの文字を限定することで、読取精度は向上するし、読み上げ順序も固定されて、理解しやすくなります。
 画面を見ながらマウスを使った設定が必要です。

●レイアウトファイルの作成

(1)通帳をスキャナにセットする。この時、通帳の角が、スキャナのどこかの角に固定されるような位置にする。
スキャナに通帳を置いた写真

(2)[ファイル] [スキャナー入力] を選択し、解像度と色数を指定して、[スキャン] あるいは [スキャン開始]をクリックする。
(3)読み込んだ画像は、下図のように、90度回転している。
スキャン後の画像

(4)[画像] [回転] [右90度] をクリックする。
右回転90度の操作

(5)[画像] [傾き補正] [自動] をクリックする。
傾き自動補正の操作

(6)1番目に読む込むべき領域(左上の日付と項目)をドラッグで指定する。
領域1の指定

(7)[領域] [属性変更]をクリックする。
属性変更の操作

(8)[認識]タブで、下図のように、パラメータを設定する。
認識タブの設定

(9)[変換]タブで、下図のように、パラメータを設定する。
変換タブの設定

(10)2番目に読む込むべき領域(左下の日付と項目)をドラッグで指定し、(6)~(8)と同様の設定をする。
領域2の指定

(11)3番目に読み取る領域(右上の残高)を、ドラッグで指定する。この領域は、数字 と カンマ と アスタリスク だけなので、それを限定することで読み上げ精度を上げる。
領域3の指定

(12)[領域] [属性変更] [認識]タブ で下図のようにパラメータを設定する。 ユーザ定義で、カンマ と アスタリスク を入力する。
認識タブの設定

(13)[変換]タブで、下図のように、パラメータを設定する。
変換タブの設定

(14)4番目に読み取る領域(右下の残高)を、ドラッグで指定し、(11)~(12)と同じ設定をする。
(15)[ファイル] [テンプレートの保存] で、例えば、ファイル名「ゆうちょ銀行」で保存する。
テンプレート保存の操作

●かんたん認識の設定

(1)[認識] [かんたん認識] を選択して、[追加] をクリックする。
(2)「名称」に、”ゆうちょ銀行通帳” と入力する。

(3)[スキャナーから入力します] を選択し、[スキャナー設定]をクリックする。
(4)スキャナーを選んで、[選択] をクリックする。
(5)[ノイズを除去しません] を選択し、
■ノイズ除去を行う
●小さいノイズ
にチェックを入れる。
(6)[回転を行いません] を選択し、
■回転を行う
●右90度
にチェックを入れる。

(7)[傾き補正を行いません] を選択し、
■傾き補正を行う
●自動補正
にチェックを入れる。
(8)[レイアウト認識を行います] を選択し、
●テンプレートを使用する
にチェックを入れて、[参照]ボタンで先ほど保存したレイアウトファイルを指定する。

(9)[認識結果を転送します] を選択し、[参照] をクリックし、転送先アプリケーションで、[Text(txt)] を選択し、[OK] をクリックする。
(10)認識方法の追加で、[OK] をクリックする。
(11)[認識方法の整理] をクリックして、[上へ]ボタンを何度か押して、上から3番目に移動する。


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