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micro:bit でスイッチインターフェース製作(裏ぶた)




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micro:bit でスイッチインターフェース製作(裏ぶた)

投稿者:マーチン  2019年1月12日 【記事印刷】

 無印良品のケースを使ったスイッチインターフェースの裏ぶたは、100均のカラーボードを切って作っていましたが、3Dプリンタで作ってみました。土台への定着性を改善することで、PLA樹脂とABS樹脂の両方で、ラフト無しで出力できるようになりました。


●定着性の改善

 3Dプリンタでは、土台に樹脂を定着させることが重要です。FlashForge Adventurer3のビルドシートは、最初は表面がザラザラしていたのですが、使ううちにツルツルになってきて、定着性が悪くなったと感じました。専用ビルドシート(3枚で1,782円) を買う代わりに、ネットを探すと様々な対策が見られました。ヘアスプレーやスティック糊も試しましたが、完全ではないうえに残りかすを洗浄するのが結構面倒です。
 そこで、3MのプラットフォームシートをAdventurer3 のサイズにカットして試すと、効果抜群でした。シートとプリンターのノズルの距離(クリアランス)を0.1mm以下に調整するのも重要です。毎回アルコールできれいにすると、今のところ定着力が落ちることもないです。
 さらに、寒い時期なので、温度差で収縮するABSは、寸法が大きいと反りが生じてはがれてしまうので、ペットの30センチケージ用のパネルヒーターを前後に2枚配置して加温するようにし、上面と前面(と側面)をカラーボードで断熱しました。夜中や朝方に出力することが多いので、それなりの効果はあるでしょう。(暖かくなったら要らない。)
 これらの対策が効いたのか、ABSでもラフト無しで、85mm角の出力ができています。

【追記】サイズ 330mmx270mm のものを4つに切れば、1枚400円。


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 【Amazon】ビバリア マルチパネルヒーター 8W

●3Dデータ

 【まほろば】micro:bit でスイッチインターフェース製作(ちょっと変更) の裏ぶたです。
 3D CAD:AUTODESK thinkerCAD


 swif-cover-01a (AUTODESK TINKERCAD 公開データ)  
 STLファイル ダウンロード
 個人で使うなら改変を含めて自由に使ってください。但し、それをWebサイトや印刷物で紹介するときは、著作者(バリアフリーパソコンサポート「まほろば」)を明記してください。商用で使うことは禁止します。

●PLA樹脂

 FlashForge純正のPLA樹脂で、あまり苦労せずに出力できました。PLAの溶けるとくっつきやすいのと収縮率が小さい性質が手軽な出力に適しています。但し、高温(60℃)で使用できないことと、脆いことが欠点です。
◆出力条件
 3Dプリンタ:FlashForge Adventure3
 フィラメント:FlashForge PLA (Red)
 スライサーソフト:FlashPrint
◆スライサ設定






●ABS樹脂

 ABS樹脂は、収縮率が大きいのと、土台への定着性が悪いので、大きなサイズの出力は条件設定が難しいです。でも、前記の定着性の改善で、ラフト無しでの出力ができるようになりました。
◆出力条件
 3Dプリンタ:FlashForge Adventure3
 フィラメント:3D Hero ABS (Red)
 スライサーソフト:FlashPrint
◆スライサ設定
 PLAからの変更箇所は、樹脂の種類と温度設定だけです。


●出力結果

 左:FlashForge PLA (Red) 右:3D Hero ABS (Red)。どちらも、満足いく品質です。


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