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WindowsPCでAndroid を動かす1(インストール)




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WindowsPCでAndroid を動かす1(インストール)

投稿者:マーチン  2017年1月22日 【記事印刷】

 Windowsパソコンで、Android を動かす方法を紹介します。比較的低スペックのパソコンでもインストールでき、Windowsとのデュアルブート(起動時にOSを選択する)環境が簡単に作れる「Remix OS for PC」(リミックス、jide.com) をインストールします。Google Play からゲームなどもダウンロードできるので、パソコンをWindowsで仕事、Androidで遊びと使い分けることもできます。
 デュアルブートだけではなく、クリーンインストール(RemixOSだけが起動)、VirtualBoxなどの仮想環境で起動、USBメモリーから起動することもできます。


●RemixOSとは

 Remix OSはパソコンをターゲットとして開発されたオペレーティングシステムである。x86を対象に開発されたAndroidであるAndroid-x86をベースとしており、パソコン上でAndroidアプリケーションが実行できる。Jide Technologyによって開発され、2016年1月に無償でリリースされた。
 パソコン向けのRemix OS for PCには32Bit版と64Bit版がある。
 2017年1月時点の最新バージョンは、3.0.207 で、Android 6.0.1 が使われている。
必要スペック
  • 2GHz以上のデュアルコアCPU
  • 2GBのメモリー
  • 8GBの内蔵ディスク
  • インターネット接続

●動作可能なPCは

 RemixOSはすべてのWindows PCにインストールして動作するとは限りません。intel系CPUを積んだノートPCなら、ほぼ動きそうですが、タブレット製品ではタッチパネルが動作しない、音声が出ない、GPSが認識しない、ジャイロが認識しない、などの機種固有の不具合があるそうです。以下のサイトの、対応PC、起動を確認したPC、動作確認ソフト、不具合情報 がとても参考になります。

●確認した不具合

 2台のPCにインストールして2台とも、スピーカーから音は出せるが、内蔵マイクが作動しなかった。外付けのヘッドセットのマイクを使っても音を拾ってくれない。Remix OS for PC (あるいは、Android-x86)の問題なのか、インストールしたPCによるものかは、分からないが、”Remix OS microphone not work”でググると、何件かヒットするので、他にも事例がありそうです。

●インストール方法

 以下のサイトにわかりやすい説明があり、このサイトの通りやるだけです。

手順の概要
(1)Windowsのシステムとは別の、32GB以上のパーティション(NTFS)を準備する。
(2)Download Remix OS for PC(Jide Technology) からファイルをダウンロードする。
(3)ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、Installation_Tool.exeを実行し、ドライブを指定してインストールする。その際、以下の点に注意する。
 ・インストールの途中では、英語キーボードになっている。例えば"@"を入力するには、[P]の右のキーではなく、[Shift+2] を押す。
 ・次の項目で紹介するようなメッセージ、不具合に遭遇した場合は、それに対応する。
 ・初回起動時には、”Formatting data partition” と表示された状態で、数分間待たされる。
(4)[Play activator]アイコン をダブルクリックして、Google Playストアを使えるようにする。
(5)Google Playストアから、「Google日本語入力」をインストールする。
(6)Remix OSの[設定]から、[言語と入力] [物理キーボード] で[日本語109A配列]に、[キーボードと入力方法]で「日本語 - Google日本語入力」に設定する。

※パーティションを変更するには、Windowsの標準機能でHDDパーティションの変更方法 や、【窓の杜】EaseUS Partition Master を使う方法があります。
※(3)のドライブを指定する時に、USBメモリを指定すれば、起動用USBメモリーを作ることができます。但し、USB3.0対応、最低8GB、かつ、書き込み速度20MB/s以上が要件になっています。

●実際にやってみてハマったこと

◆インストール例 1
 以下のスペックのPCに、インストールした時、

Model: Lenovo G550 2958 (2010年購入)
CPU: Celeron Dual-Core CPU T3500 @ 2.1GHz
RAM: 4GB
OS: Windows10 64bit (購入時は、Windows7 64bit)

最初に64bi版をインストールしようとしたら、以下のメッセージ
”For your CPU, please make sure you are using 32-bit verson of Remix OS for PC"

と出たので、32bit版でインストールをし直した。購入時にWindows7 だったPCは、32bitを選択したほうがよさそう。

◆インストール例 2
 以下のスペックのPCに、64bit版をインストールした時、

Model: NEC VersaPro VK30HD-N (2016年購入)
CPU: Core i7-4610M 3.0GHz
RAM: 8GB
OS: Windows10 64bit

以下のメッセージが出て、インストールが中断した。
"Pleasel turn off Secure Boot before proceed to installation"

次の項目のセキュア ブート無効を実施して、再度インストールをした。

◆スリープモードから復帰しない
 デフォルトでは、操作が行われない状態で10分経過するとスリープモードに入ります。スリープモードからの復帰で、2台中1台が、キーボードやマウスが利かない状態になります。それで、スリープモードにならない設定にしました。
(1)Androidの[設定] [タブレット情報] で、[ビルド番号]を連打すると、開発者向けオプションが使えるようになる。

(2)Androidの[設定] [開発者向けオプション] で、[スリープモードにしない]のスイッチをONにする。

●セキュア ブート無効

 Windows8以降のPCには、ブート ソフトウェアとオペレーティング システムの署名をチェックする「セキュア ブート」という機能がありますが、この機能を無効にする必要があります。セキュア ブートの無効化 - MSDN - Microsoft を参考に、.PC の BIOS メニュー[セキュア ブート] 設定を見つけて、 [無効] に設定します。
 これ以降の手順はパソコンにより違いますので、参考程度に見てください。
(1)起動時に[F2]キーを押して、BIOS設定画面を表示する。
(2)[Security] [SecureBoot Option] で Enterキーを押す。

(3)”Secure Boot” の項目を、[Disabled](無効)に設定する。

●デュアルブートの設定

◆Windows10 のブートメニュー
 PCを起動すると、インストールされているOSを選択する画面が表示されます。Windows10の場合は、[既定の起動設定やその他のオプションの変更] をクリックする。

 タイマーの設定(メニュー選択の待ち時間)や既定のOSを設定できる。

◆その他のバージョンのブートメニュー
 ブートメニューを比較的簡単に編集できるツールには、 以下のサイトで紹介されている「EasyBCD」 があります。
【@IT】EasyBCDを使ってWindowsのブート情報(BCDストア)をGUIで編集する

 EasyBCD を実行して、編集時の画面を以下に示します。


◆連載

◆関連サイト

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